線維筋痛症友の会ニュース-活動報告、イベントご案内 News and guide

2016年05月18日 (水) 12:25

高円寺南診療所 飯嶋正広先生よりお知らせ

 フランスでは線維筋痛症に対して温泉療法がおこなわれていることから、今年9月に視察においでにな温泉 動物るとのことです。患者さんから質問があれば、パリでの意見交換会や視察の過程での知見を教えてくださるとのことです。
 ご質問は友の会事務局 jfsa@e-mail.jpにお気軽にお知らせください。


以下抜粋(高円寺南診療所のホームページhttp://www.suikido.jp/より)
 今回の学会での最大の収穫は、フランスでの温泉療法のエッセンスに最短期間でアクセスできる情報を得たことです。
 高円寺南診療所の診療コンセプトならびに水氣道が目指しているものと重なり合う部分がとても大きいため、今年の9月4日から9日までの間在日フランス大使館科学技術部が後援する、フランス温泉療法視察を検討することにしました。
 
<フランス温泉療法>
 海外の温泉療法はドイツ・イタリアの他にフランスが注目されています。 フランスは温泉療法の科学的研究が最も進んでいることを誇りにしています。
 メタボリック・シンドロームなどの生活習慣病への応用をはじめ、変形性膝関節症など加齢に伴うロコモ ティブ・シンドロームへの応用、また線維筋痛症などの研究結果に基づく温泉療法を、実際に温泉地で実践しています。
 さらに、うつ病などをはじめ、乳がん全摘術後の心身のケアを行っています。
 
<フランス温泉療法視察>
 フランスの温泉療法の実際・研究成果と今後の方向性・経済効果などフランスの温泉療法に関して事前に質問を受け付けているとのことですので、質問項目の具体的検討を始めようと思います。
 視察に先立ち、パリでDr.クリスチャン・ロックをはじめフランスを代表とする温泉療法機関CNETh(フランス温泉療法施設開発評議会)/ AFRETH(フランス温泉療法研究会)の会長や代表者を訪問します。
 
視察先:
1)ソージョン・テルメ(うつ病・不安障害の温泉療法研究の中心地)
 代表Dr.オリヴィエ・デュボア
 (温泉療法医、精神科医、フランス温泉療法医学会2015年大会長)
 “エコール・テルマル・ド・ストレス”プログラム
 (温泉療法と認知行動療法等を組み合わせた独自の治療体系)
 代表的な抗うつ薬パロキセチン(パキシルⓇ)による治療と温泉療法との効果比較研究など

2)フランス国立温泉療法研究所
 (温泉療法・海洋療法、水治療の共同研究やセラピスト育成機関)

3)カンボレバン・テルメ(リウマチ・呼吸器系温泉療法)

4)アリッツ・タラソ・センター(海洋療法)
 産後の母親向けの禁煙セラピーなども実施している