線維筋痛症友の会 JFSA
取材レポート並びに学会レポート01
03年3月17日千葉衛生研究所所長天野先生に取材
2003年3月17日 千葉県衛生研究所所長 天野恵子先生に取材
取材レポート
病気によっては男女の罹患率の差異が大きいもの、男性に特有のもの、女性に特有のものがあります。特に女性の場合、更年期障害やリウマチや、膠原病のひとつである全身性エリテマトーデスなどが挙げられます。
近年、更年期障害と簡単に片付けてしまうのではなく、様々な症状や個人差を考えていいこうと言う方向になっています。東京都や千葉県では女性専門の外来を設け、様々な症状に対応できるような試みがなされています。特に千葉県は「女性外来」の先進県と言われています。男性にも最近は更年期障害があると言われており、「男性外来」があっても良いかもしれません。
線維筋痛症も女性の方が圧倒的に多い病気です。天野先生は「女性外来」の外来患者さんの診療を通して線維筋痛症の問題に取り組んでおられます。先生のお話では、外来に訪れる患者さんの中には、線維筋痛症患者も結構多いということです。
診断基準には、広範囲な疼痛が3ヶ月以上続くこと、とありますが、場合によってはもっと早く診断できることもあり、治療を早く始めたほうが結果もよくなることは知られています。先生はSSRI(セロトニン再取込阻害薬)が効くケースもあると話されておられます。
この件に関するご意見、ご感想がございましたら、友の会宛てメール、または掲示板にてお知らせくださいませ。
最後になりますが、貴重なお時間を割いていただき、お話を聞かせてくださいました天野先生にお礼を申し上げたいと思います。

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