線維筋痛症友の会 JFSA
線維筋痛症とは
診断方法
 診断においては、現段階では1990年に発表されたアメリカリウマチ学会の分類基準を参考にしています。
 全身に18箇所の圧痛点があり、4kgの力で押し11箇所以上痛く、また広範囲の痛みが3ヶ月続いていることが条件。他の病気があっても線維筋痛症の診断は妨げられません。
 日本ではあわせて予備診断基準が発表されており、問診票として使用されている場合があります。さまざまな身体症状を評価できる質問となっています。
 一般的な検査では異常がないことが診断や治療を難しくしており、今後の研究の進展が待たれるところです。2011年以降、「線維筋痛症診療ガイドライン2017」も発行されているので、線維筋痛症の診断・治療にかかわる医療機関は少しずつ増えてきていますが、患者の多くは診断されるまで、何箇所もの医療機関を何年にもわたってまわり続けることになってしまうので、さらなる医療機関の整備が早急に必要です。

戻る

(c)線維筋痛症友の会